教育
今まで不定期ながらも更新を続けてきたブログですが、“50記事に到達したら書こう”と思っていた想いがあります。それは、 【このブログを本にしたい!】 【書籍化して、たくさんの人に伝えたい!】 というものです。 元々、「本を書きたい」という気持ちもあ…
このブログをきっかけに、かつて親交のあったひとたちと再び連絡を取り合うようになったケースがいくつもあります。 「ひさしぶり~♪」 「ブログ、読んだよ」 「最近はどう?」 そのうちの一人は、かつて卒業生として送り出した教え子「さおり(仮名)」でした…
毎朝の起床など、“当たり前”のことができるようになり、今度は「できることからやってみよう」という気持ちをもつようにしました。 私がやろうとしたのは“家事”です。 休職して家でゴロゴロばかりしてはいられません。そんなことをしていたら、ただでさえ“仕…
うつになると、今まで当たり前だったことがまったくできなくなります。 仕事はおろか、好きだった趣味も、人と会ったり話したりすることも、毎日の食事も、朝起きることすらも。 そして、そんな“できない自分”に劣等感や負い目を感じてふさぎこむ…。その繰り…
ここ1ヶ月くらい、症状が落ち着いてきているのか、はたまた溜まっていた職場への不満を言い切ってしまったのか、まったくブログを更新していませんでした。 久々に更新する気持ちになったのは、あと1年間休職を延長することを決めたからかもしれません。 …
現在も含めて、計3回の病気休暇をとりましたが、今回の病気休暇は過去2回のそれとは少し違っています。 過去2回は、過重な仕事を任されてどうしようもなくなったり、新しい職場に適応できなかったりして、気分が落ち込んで何もできなくなった、まさに“う…
最近、教育界に限らず、世間でも「◯◯力」という言葉がよく聞かれますよね。 「女子力」「人間力」……いろんな「力」があって、それぞれがはたしてどんな力なのかがよくわかりません(私は)。 学校現場でもいろいろな「◯◯力」があります。「学力」「理解力」「…
「うわっ!うちのクラスの子が、T◯k T◯kに出てる!」 その一言が事の始まりでした。 ある日の休憩時間に、スマホをいじっていた同学年の同僚がそう言ったのです。 画面を見せてもらうと、見たことのある子ども2人が、公園らしき場所で踊っている動画でした…
前回は、食にまつわる“事故”についてお話ししました。 今回は、親の身勝手から起きた“事件”。 最近、子どもを家や車の中に長期間置き去りにして死亡させるケースが多く報道されます。 「九州にいる男性に会いに、家に1週間以上放置した。リビングの扉はソフ…
最近、幼稚園児が給食のぶどうを喉に詰まらせて死亡した、というニュースが流れました。 とても悲しいニュースですが、直後から「給食からぶどうをなくす」という動きが多く見られたようです。事故防止にはよいのかとは思いますが、少し極端なような気がしま…
いきなり本題。 みなさんの勤めている・お子さんが通っている学校に「トイレそうじ」はありますか? 私が小学生のときに通っていた学校では、そうじ当番表に「トイレそうじ」がありました。 蛇口にホースを取り付け、便器やら床やらをまず濡らす。柄付きたわ…
※この記事はフィクション……ではありませんが、私の強い偏見・思い込みが多々含まれています。「それは間違ってる!」「なんてひどい言い方だ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご寛恕願います。今まで経験してきた学校、そして出会って…
今回は少し教育現場の話やうつの話とは離れてしまうかもしれません。私は担任したクラスでは必ず“名前の由来”を授業で取り上げます。 “自分の名前に込められた想い”を知ることで、親の願いやこれからの自分の生き方を考える、といったような授業です。 親の…
病気休職をとるには、医師の診断書が必要です。 私も過去3回とも、精神科やメンタルクリニックを受診し、「うつ病」「抑うつ状態」「適応障害」の診断書をいただき、職場に送付しました。2回目の病気休職をとるとき、当時住んでいた都内のメンタルクリニッ…
教員として、毎日授業をし、テストをし、学期ごとに「通知表」を作成する身としていつも思うこと、それは“テストだけでは評価できない”ということです。 もちろん、テストの点数は評価をするうえでとても分かりやすい指標です。点数によって「よくできる」「…
私が今回病気休職をとった背景には、もちろん保護者からの言動もありましたが、それだけでなく“管理職の対応”も大きな要因だったと思っています。病気休職に入ってから、校長から何度か電話がありました。案の定、手続き的な話や、杓子定規な事務的な話。 「…
前回は、嫌いなものは何でも退ける「何でもブロック」についてお話ししました。 今回は「何でもオート」。身の回りには数多くの「自動◯◯」があります。 ドア・水道・石鹸・アルコール消毒・改札機・販売機・トイレ・お風呂……。さすがに学校には「自動◯◯」は…
前回の“忘れ物”に続き、今回の悩みは“好き嫌い”です。 好き嫌いにもいろいろあって、給食の献立や体育・音楽などの教科、友達関係などです。まず食べ物の好き嫌い。 最近、食物アレルギーをもつ子どもが非常に増えていて、献立を作る栄養士は大変そうです! …
さて、だいぶ前に「3度目の病気休職となりました」ということはご報告したのですが、その詳しいところはまだお話ししていませんでしたね。 ようやく気持ちの整理も多少ですができてきたので、お話ししていきますね。子どもが忘れ物をしたーーー そんな時、…
教員の残業がどうしてこうも減らないのか。 それは以前にも話した“圧倒的な(もしくはムダな)仕事の多さ”にもありますが、一日の時間の使い方・使える時間はどのようになっているでしょうか?ここで、教員の一日をサラッとなぞっていきましょう。 教員の一般…
以前、あるアンケートサイトでアンケートに答えていたとき、職業を選ぶ欄に「教育サービス業(教員など)」と書いてあり、違和感を覚えたことがあります。 “教員ってサービス業なの?” 確かに最近の教育界はサービス業に近いものがあるとは感じますし、そう言…
前回「全クラスお揃いの学年」についてお話ししましたが、今回は「全校お揃いの自治体」の話。コロナウイルスによって、また緊急事態宣言によって、学校は2ヶ月もの休校になりました。 どんな状況になったら、いつから休校にするか、という問題は、緊急事態…
以前「行きすぎたスタンダード」のお話をしました。また前回は「服務事故・クレームを“未然に”防ぐ取り組み」をご紹介しました。今回は、その2つを合わせたようなお話。 「クレームが来ないように、いろいろみんなで揃えておきましょうね」というかんじ。 …
学校の仕事のひとつに「保護者のクレーム対応」というものが(悲しいことに)かなりのウエイトを占めています。たしかに「モンペ(モンスター・ペアレント)」と言われるような保護者が増えているのも現実です。 丁寧に、真摯に応えれば保護者も納得してくれるこ…
ニュースでもよく報じられるように、教師による服務事故は後を絶ちません。 個人情報の漏洩・紛失、体罰、セクハラ…… コロナ禍の今に、教員同士で飲み会を行って終電を逃したあげく、道においてあった自転車を乗り去った事件もありました。 張本人が罰を受け…
前回の「増える手間」のひとつに「個人情報の管理」があります。 児童の氏名・住所はもちろん、テストの点数や成績、身長体重などの身体的な情報など、あらゆるものが“個人情報”として扱われ、その管理には厳しく指導が入ります。個人情報が“周りの友達にも”…
前回もお話ししましたが、学校現場には減ることのない、むしろ増えていく仕事・手間がたくさんあります。 そのひとつが「授業時数の管理・報告」です。 基本的に月曜から金曜を1週として、月に4週(5週の月も)で、どの教科の授業を何時間ずつ行ったか、計…
学校現場が“ブラック”であることが最近顕在化されてきましたが、何が“ブラック”かというと残業時間が多いこと(残業代は出ません。税金ですから)と、仕事量が減らないどころか増えていく一方であることです。 残業代がでないことはよく知られているかとは思い…
持ち物や指導法を“統一”しようとする「スタンダード」について話してきましたが、では「スタンダード」からは外れてはいけないのでしょうか? 外れたらどんなことになるのでしょうか?私が高学年を担任していた頃、移動教室の説明会を行ったときの話です。 …
「話を聞いてない」 「日本語が通じない…」 そう思うことが現場で年々増えてきたように思います。休み時間のおしゃべりならともかく、朝の会や帰りの会の連絡や、授業中の説明など、こちらが大切なことを話している途中に、平気で口を挟んでくる子どもが増え…