“てんちょ先生”のひとりごと

現職教員が伝える、現場のあれこれ!

👩‍⚕️よい精神科医は、薬に勝る☆

病気休職をとるには、医師の診断書が必要です。
私も過去3回とも、精神科やメンタルクリニックを受診し、「うつ病」「抑うつ状態」「適応障害」の診断書をいただき、職場に送付しました。

2回目の病気休職をとるとき、当時住んでいた都内のメンタルクリニックに行って診断書を書いてもらいました。
それを職場に送付してから、校長から電話がありました。「こちらが指定する病院に行ってほしい」という内容でした。
「届いた診断書が無効とは言わないが、◯◯病院でまた診断書をもらってくれ」と。理由は「この病院なら私(校長)も連絡を取りやすいから」
校長が指定してきた病院は、「都の教員ならここ!」と、都で働く教員なら名前は聞いたことがあるようなところで、実際に東京都教職員組合などと深い繋がりのある病院です。
校長が指定した病院を仮に『八倉病院』と呼びましょうか。(結果として、この八倉病院でY先生に出会えたことで、今の自分の状態があることは事実です。)

私が診断書をいただいた病院は、1回目の病気休職のときから通っていて、先生とも信頼関係が築かれていて、とても通いやすかったので、この指示はとても納得がいかず、残念なものでした。
私は病気休職から復帰訓練、職場復帰までこの八倉病院に通いました。
職場復帰した時点でも、八倉病院から元の病院に戻そうとは考えませんでした。校長はまだ連絡の取りやすさを重視していると考えたからでもあり、私自身としても八倉病院のY先生と良好な信頼関係を築けていたからです。

ところが、復帰してから1年ほど経ったある日、八倉病院に通うための時間と交通費のことで校長に相談しに行ったら、「もう八倉病院でなくてよいのだよ。地元の近い病院で、同じ薬を処方してもらえばいい」と掌を返したように言うのです。
こちらは、校長の指示で転院までしたのに、“もう変えてもよい”と言われても。

校長は、うつというものをまったく理解していない。恐らく今まで鬱で休んだ教員がいなかったのでしょう。
うつは、同じ薬さえもらえればよいというものではありません。信頼のおける医師のもとに通い、心の内を話し、アドバイスをいただくことでよくなっていくもの。
それを「病院はどこでもいいから、同じ薬をもらえばよい」というのは間違っています!

校長の無理解を嘆くとともに、うつで悩む先生方には、信頼のできる医師との出会いを望んでいます。うつの治療は薬以上に、よい精神科医との出会いが鍵だと思うのです。たくさんの病院に通うことになるかもしれませんが、『よい精神科医は、薬に勝る☆』と思います。

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