“てんちょ先生”のひとりごと

現職教員が伝える、現場のあれこれ!

👶💝“名前”に込められた想い

今回は少し教育現場の話やうつの話とは離れてしまうかもしれません。

私は担任したクラスでは必ず“名前の由来”を授業で取り上げます。
“自分の名前に込められた想い”を知ることで、親の願いやこれからの自分の生き方を考える、といったような授業です。
親の願いを実現できるように生きる、もよし。
私の場合は、30歳近くになってから、自分の名前には親の願いとはまた違った見方もできるのではないか、と考えるようになりました。

この授業を行ううえで問題となるのが、子どもの家庭環境です。
いちばん困ったのが“名付け親の父親が、離婚のために今はいない(名前の由来を聞くことができない)”というものでした。
年齢の節目(10歳など)で、自分の生い立ちを振り返る授業がよく行われたものですが、最近では複雑な家庭環境を慮ってそのような授業を行わないケースも出てきています。

また、近年よく話題になる『キラキラネーム』も高いハードルになります。漢字を見ただけでは読めない名前、一般的な読み方をしない名前、ただ“かわいいから・かっこいいから”とつけられた名前など、これらも名前の由来を授業で扱うのは難しいです。

さて今回は、キラキラネームを話題にしたいのではなく、最近のいろいろな「題名」についてです。
昔の歌や小説のタイトルは「告白」や「雪国」のように熟語であったり、「北の国から」や「東京ラブストーリー」のように短いフレーズであったりしました。

ところが最近は、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」や「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のように、長い文章がタイトルになっているケースをよく見かけます。(ライトノベルの世界に多いように思われます)
また、そのような長いタイトルを「ダンまち」のように略すのもよく耳にします。略すことで呼びやすくなって親近感もわく、ということなのでしょうか。あと最近のアーティスト名は、曲のタイトルみたいなものも多く、どっちがアーティスト名でどっちが曲名なのかわからなくなるときも多々あります。(40代のおじさんの言い訳ですね)

私からすると、熟語のタイトルは“どんな意味なんだろう?”“どんな小説なんだろう?”と購読意欲がわくのですが、長すぎるタイトルだと“何が言いたいんだろう?”という疑問の方が先にたってしまいます。(余談ですが、かつてB'zが「愛のままにわがままに僕はきみだけを傷つけない」という曲を出したときには唖然としたものですが)

タイトルに良し悪しなどはないのはわかっていますが、短い言葉に深い意味を込めた名前・タイトルが戻ってきてほしいなぁと思っています。

以上、教育現場ともうつとも関係のないつぶやきでした。

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