“てんちょ先生”のひとりごと

現職教員が伝える、現場のあれこれ!

🏥病気休職 その1️⃣

さて、先日お話しし始めた「校内研究」。
教科を決めたら一般的には2、3年同じ教科の研究をすることが多いです。
研究終了年度の締めは『研究発表』です🏫👔
研究発表は、研究を始めた経緯や目指してきた児童像、研究の仮説(~~な授業を行えば、◯◯な子どもが育つであろう)から研究の結論?までを、多くは大ホールなどを借りて、自治体内すべての学校を招いて発表をするものです。

発表会の準備は、もう4月から始まっています。🏃‍♂️💨
私が初めて病気休職をしたのは、まさに研究発表の年。教員歴12年目、30代後半の頃のこと。しかも私は、発表を含む研究をリードしていく“研究主任”に任命されていたのです。
研究発表の準備を進めていくうえで、障壁となったのは誰あろう校長でした😲

校長にとって研究発表は、「自校ではこんなにもすばらしい研究をしてきました✨」的な、何よりの自己アピールの場です。(研究の実践そのものは99,99%教員が行っているのですが…😥)

さて、まだ若くて研究の経験も浅く、ましてや研究主任なんて何をしたらよいかもわからないそんな私は、当然校長に相談にいきました。
👨「どんな発表会にすればよいのでしょうか?」
「どのような準備が必要でしょうか?」

校長の答えは
👓「そんなことはご自分でお考えください
え?どんな発表会にするか、校長の考えやイメージはないの?😱
困った私は、先輩方に聞いて回ります。
するとある先生(この方も、きっと私と同じうつ症状をお持ちで、気分の上下がとても激しい方でした)が、「あなたのやりたいようにやればいいんだよ」と宣う。……???
わからないから、ご相談させていただいているんですがぁ😥

簡単に言えば、周りから協力が得られず、どうすればよいか全くわからなくなり、文字通り路頭に迷ってしまったのです🌀😧🌀

私はその年の5月から8月いっぱいまで休職しました。復帰後の話ですが、かの校長は、発表会2日前(!)に「私はパワーポイントで発表がしたい」と言い出したのです!
2日前にそんなこと言う?💢😠💢
4月に言ってくれよぉ!🌋

そんな校長に一年間振り回された気分でした。

5月のある日、私は地元のメンタルクリニックを探し、自分の状態や思いをすべて話しました。
「もう仕事にいけない」と。
疲れとは違う、怒りとも違う。
手足に力が入らない、それがいちばんよく状態を表す言葉な気がします。まさにそんな状態でクリニックの戸を開けたのを覚えています🏥

診断名は鬱病でした。
「まだ軽い方かもしれない」と担当医に言われたことも覚えています。
これより重い鬱って、どんな状態?
とは、そのときは考えられる状態ではありませんでしたが、自分はまだまだ軽かったのかなぁ、と今では振り返ることもできます☺️

こうして、抗うつ薬の服用と、不安と闘い続ける病気休職の日々が始まったのです。

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