“てんちょ先生”のひとりごと

現職教員が伝える、現場のあれこれ!

😲そこまでして!?

今年度の学校現場は、まさにコロナに振り回されています😷😈
みなさんご存じの通り、4月・5月は緊急事態宣言の影響もあり、休校措置がとられ、2ヶ月間も授業がない期間がありました🏫
8月はメディアでも“短い夏休み”と報じられていますが、夏休みが短くなった理由は、「授業時数の確保」です。
文科省・各自治体が定める“標準授業時数”というものがあり、それを3月までにクリアできるか、というのが毎年の課題です。
例年でも、インフルエンザによる学級閉鎖(時には学年・学校閉鎖)で授業ができなくなると焦るものです😵💦

私が勤める自治体では、「年間標準時数の100%を目指せ」と通達してきました!
先述の通り、2ヶ月もの休校期間があったにも関わらず、授業時数を100%クリアせよ、と言うのです!
そのために現場では様々な案が出され、
「普段は5時間授業の水曜日を6時間授業にしよう」とか、
「6時間目に入っているクラブ・委員会活動はやめて授業にしてしまおう」など💡
また、私の自治体では1学期早々に、運動会・展覧会などの大きな学校行事の中止を決めました。
そこで教育委員会の言うことには
「運動会や展覧会などの練習・準備期間を授業に充てれば、授業時数を確保できる」ということです。

これには呆れました😥
学校によっては“3密を避けた行事運営”を必死で考えているところもあるなか、早々に中止を決め、「ひたすら授業をせよ」と言うのです😠


学校の主役である子どもたちにとって、授業時数の確保・クリアはそんなに大切なものでしょうか?(もちろん教えるべき内容を教えなければいけないというのは当然ですが)
運動会などの楽しみな行事を削ってまで、時数クリアは大切なものでしょうか?

短い夏休みを過ごしながら、日々そんなことを考えていました。

次回は、「先生たちの夏休み」について話したいと思います。

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